​うしのし
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ぽっかりと浮かんだ月のまんなかに
心に空いた分だけ ぽっかりと穴が空いた
死んだうしのひづめにも ぽっかりと穴があり
ぽっかり ぽっかりと 歩いていく音が 聞こえるようだった…。

長年連れ添った老人と牛はいつも通り仕事を終えた。
その夜老人が寝ている間に牛は死んでしまう。
翌朝、牛の魂に誘われ老人は不思議な世界に迷い込んでいく。
そこで老人はふたりの思い出や美しい風景を見て
牛が老人に抱いていた想いを知る…。
動物と共に生き、時を重ねた人間の姿を描き出す、牛の死の物語。

よろこぶじじいとウシコ
畑仕事
静寂
牛の死